鎌倉常盤の漢方内科--田中医院

胃がんリスク検診について
胃がんリスク検診とは、2種類の血液検査で、胃の健康度を判定するものです。検査は、ピロリ菌感染の有無を調べる「ヘリコバクターピロリ抗体検査」と、胃粘膜収縮の度合いを調べる「ペプシノゲン検査」の2種類です。


ピロリ菌とは

ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ菌)は、胃粘膜に好んで生息し、胃がんの発症に大きく関係する毒素のようなものを出します。

胃・十二指腸潰瘍や萎縮性胃炎の原因菌と考えられており、ピロリ菌に感染したことのある人が胃がんを発症するリスクは、ない人の約10倍ともいわれています。

ピロリ菌が発見されるまでは、胃粘膜の萎縮は単なる胃の老化現象と考えられていました。しかし、ピロリ菌の感染がなければ、年をとっても胃粘膜の萎縮が進んでいないことがわかりました。

ペプシノゲンとは

胃の粘膜から分泌される消化酵素「ペプシン」の元になる物質です。

胃粘膜が炎症を起こし、萎縮が進むと、ペプシノゲンの分泌量が低下し、血液中のペプシノゲンの値は低くなります。

また、胃の粘膜の萎縮が進むほど、胃がんになりやすくなります。

早期発見をめざしましょう

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