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ホーム > 漢方診療 > 症例について > 下例が治らない

漢方薬を投与してみて効果を実感した症例

 西洋医学では、病気の診断を行ってから処方薬を決めるのに対して、漢方医学では、各々の体質に合った処方薬を決めて、体のゆがみを徐々に改善しながら病を治して行こうという考え方をします。漢方薬を投与してみて思わぬ効果が得られた症例の一部を紹介していきます。

下痢が治らない

漢方では、同じ下痢でも幾つかの分類をして、体質別に処方を決めています。

いわゆる、感染性胃腸炎の嘔吐下痢症では五苓散(ごれいさん)を、冷たい飲食物を摂りすぎて下痢になった場合は、胃苓湯(いれいとう)を、胃腸の蠕動運動亢進の下痢の場合は大建中湯(だいけんちゅうとう)を用います。

また、虚弱体質などで、渋り腹があり、お腹が張って苦しい時には桂枝加芍薬湯(けいしかしゃくやくとう)を、逆に渋り腹や腹満はないが、排便時にはいつも下痢だという場合には、啓脾湯(けいひとう)を用いると改善する例が多いです。

消化吸収能力が衰えて、食べた物がそのまま未消化で下痢になる場合を、漢方では「完穀下痢(かんこくげり)」と言いますが、この「完穀下痢」には、茯苓四逆湯(ぶくりょうしぎゃくとう)を用います。

さらに、寒冷刺激で悪化する下痢症や「五更泄瀉(ごこうせっしゃ)」と言って、毎朝、夜明け頃に下痢する症例では真武湯(しんぶとう)を用いて軽快する例が多いのです。



漢方は保険がききます

 同一人物でもその時々で体質が変化していきますので、手首の脈を触れ(脈診)、舌を観察して(舌診)、お腹の張り具合を手で押して確かめながら(腹診)、その人に一番合った処方を決めます。昔は生薬を煎じて飲んでいましたが、今ではフリーズドライ製法の発達によって、粉薬として調剤された漢方薬が出来上がっており、保険診療で使用できます。

 また、医師が診察して処方する漢方薬と、お店で自分で買える漢方薬には違いがあります。どうぞお気軽にご相談ください。

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