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ドクターコラム 一覧

漢方と歯科治療、口内炎治療

あまり知られていませんが、虫歯や口内炎にも漢方治療の適応となるものがあります。

昔の人も虫歯には随分と悩まされたらしく、数多くの治療法が文献として残っています。



虫歯に効く漢方は

う歯(虫歯)の治療に適応があるとされる漢方エキス剤には、立効散(りっこうさん)があります。

私も、以前勤務していた病院の職員から、歯科医院に通院しているが一向に良くならないのでなんとかならないかと相談された時に、立効散を用いてみたのですが、半年も歯科医院に通院していたう歯が、2週間の内服で治ってしまったとのことで、驚いたことがあります。

但し、この立効散(りっこうさん)の本来の効能は、「抜歯後の疼痛、歯痛の改善」であり、う歯そのものを治す薬剤ではないので、とりあえず虫歯の堪え難い痛みを立効散(りっこうさん)で改善したら、速やかに歯科医に診てもらうことをお勧めします。

有名な処方では、風邪の早期に用いる葛根湯(かっこんとう)が虫歯に効くことが示されています。

その他にも、「へー、こんな処方が歯科治療に応用されていたんだなー」と感心するような記載が古い文献には散見されるので、時々応用しています。

口内炎

これまた、悩まされるのが、頑固で治りにくい口内炎ではないでしょうか。西洋薬にはステロイド剤の塗り薬などがありますが、効果が今一つの時もありますね。

漢方薬で有名なのは半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)です。

また、黄連解毒湯(おうれんげどくとう)を口に含んだり、エキス剤を患部に塗ったりする治療方法もあります。半夏瀉心湯、黄連解毒湯にはエキス剤が存在します。

エキス剤はないのですが、加減凉膈散(かげんりょうかくさん)という口腔、食道、胃などの上部消化管の炎症を治す特効薬があることが、万病回春(まんびょうかいしゅん)という古い書物には記載されています。 

院長 小野村 雅久
(2018/10/9)




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